レゴは高価で、子どもたち、とくにウチの子どもはそれをたくさん欲しがる。我が家の地下室は、大きなオモチャ屋の返品部門のようで、端から端までオモチャで埋まっている。なかでも目に付くのは、小さな組み立てブロックのどこまでも広がる地雷原だ。しかし、私たちはいろいろなものを組み立てては、ごっこ遊びを楽しんでいる。末っ子のGuthrieは「スター・ウォーズ」が大好きだ。しかし、レゴは高い。「スター・ウォーズ」のキットはなかでもいちばん高い。どうしたものか? おじいちゃんおばあちゃんからの年末のプレゼントに欲しいものリストに加えておくか。バラバラになって、その破片や人形たちが何マイルにもわたって散乱する船に何百ドルも支払うのか? それとも、なんでも見つかる安心の場、インターネットで「Lepin」(レピン)を探すか?
「偽レゴ」という表現は実は非常に微妙で、規格の上では基本部分は商標などが無いので別にブロック玩具ってことなら誰でも作っていいじゃんってことだから、「偽とかいうな」で終わってしまう。他方、以前記事にもしたけれど、本家のレゴ社の製品をコピーのよなう形でほぼトレースしたり、さらにはレゴ社が高い版権料を払って造形として作り上げた映画やアニメのキャラのセットのデザインがそのまま使われていたりする。それらは無論アウトなのだけど、騒いで訴えて判決が出るまでにやたらと手間も時間もお金もかかるし、結果が出た頃には対象が消えていたりする。悪い事をしてもやり得になるというのは、あまり宜しい話では無い。この辺の非対称性の問題は、デマとそれを否定する立場のそれに似ていたりする。
で、今件では誰もが一度ならずとも考える、正規のレゴ社の製品が高いので、コピー品的な類似他社のを買ってみたらどうだろうという体験レポート。詳細は実際に読んで欲しいけど、まぁ当方が以前遭遇したコピー規格のものとほぼ同じ。