レゴブロックは、2017年のカタログから「男の子編」「女の子編」ではなく、「ヒーロー編」「仲良し編」です。
— レゴ系(LEGO-KEI) (@LEGOJAPAN) 2019年6月27日
最近、amazonでのレゴ新製品の商品名末尾に、「女の子」「男の子」「女の子 男の子」と、上記のコンセプトを否定するような表示が付き始めているのがナゾ。 #レゴ #legojp pic.twitter.com/9ZJBaoNLXe
【アマゾンの商品タイトルと検索問題と】でも触れていたアマゾンの出品タイトルの問題はレゴにおいては結構ややこしい話となっているので、説明も兼ねて。
YouTubeのタイトルでも似たような現象は起きているのだけど、とにかく当たりそうな検索ワードを片っ端から商品タイトルにつけてしまい、商品タイトルそのものが商品の実名とはかけ離れたものになってしまう、アクセスしても怪しさ炸裂でこれは購入機会を損ねてしまっているのではと思ってしまうような実情となっている。
レゴの場合はすべてがではないけど、いかにも男性向けなものは「男の子」、女性向けっぽいのは「女の子」というフレーズ、そして「おもちゃ」がその前に付けられている。要はアマゾンで子供向けのおもちゃを望む人が、「おもちゃ 男の子」的な検索をすると上位表示がされるようにタイトルをつけているという次第。
しかし一方で指摘されている通り、レゴそのもののカタログでは2017年以降、男女区分の話でジェンダー云々というアレなご意見リスク回避のためか、男の子・女の子という表記は無くなり、ヒーロー編・なかよし編という描写に変わってしまっている。もっとも検索でヒーローだのなかよしだのを使う人はまずいないので、検索対策として男の子・女の子とのひょうきをすること自体は間違ってはいない...のだけど、どうなんだろうね、これ。
恐らくはそう遠くないうちに商品タイトルだけでなくメーカー提供の解説文章でも似たようなスパム文言がはびこることになるだろうし、フレーズにクレームをつけてくるところも出てくるかもしれない。そもそも公式のメーカーがこういうあからさまなことをやると、企業イメージがもりっと落ち込んでしまうのだけど、その辺りは認識しているのだろうか。それともアマゾン出品担当者の勝手仕事なのかな。
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