イスラエルのPilpelというブランドが新しいシリーズ展開の際に行ったマーケティング。ブランドは16-20歳の女の子を対象にしたもので、「女の子は他の女の子からファッションの流行をつかむ」「その女の子たちは今やソーシャルメディアを情報源としている」「だったらソーシャルメディアでどでかい『ガールズトーク』創っちゃえばええやん?」という分析結果。で、何をしたかというと……
ネット上で影響力を持つ(インフルエンサーとかスニーザーと呼ばれている。この場合はFacebook上のインフルエンサー)30人のおねーちゃん達を1つの村に3日間ご招待。そこで新しいブランドの水着を着てもらって、コンスタントにFacebookでレポートしてねとお願い。おねーちゃん達は新しい水着の話や写真をボンガボンガ挙げて、メーカーのサイトにリンクを張る。当然興味がある読者は、がしがしアクセスして新ブランドの知名度はうなぎ昇り。
結果としてメーカーのサイトは300万ページビュー、画像は430万ページビューに至った、と。当然彼女らを対象にした書き込みはワサワサ増えて連鎖反応を起こし、知名度も上がってめでたしめでたし。最後に「広告費、バナー経費、SEO対策費は皆無」とあるけど、おねーちゃんたちの招待費とかは広告費に換算しなきゃあかんよね。
途中からBGMに【ソーシャルメディアの現状が分かるバイラルビデオの新作「Social Media Revolution 2」を視聴してみる】で紹介した「Social Media Revolution 2」の曲をそのまま使うあたり、確信犯的なところはあるけど、まぁ面白い試みではあるな、と。
……しまった。ここまで書けるのなら本サイトの記事にも出来た(笑)。まぁおねーちゃんばかり出てくるからちょっと再考。
(ソース:【The Ads of the world】)
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