↑ 今件を伝えるCNNの報道
(CNN) メキシコ湾の原油流出事故で、米政府は15日、1日当たりの流出量の推定値を3万5000~6万バレルに修正した。先週発表された推定値から、さらに最大で1.5倍に増えている。
政府は先週、1日当たりの流出量が当初の推定値を大幅に上回り、2万~4万バレルに達しているとの見解を発表していた。
メキシコ湾の原油流出事故。【いったいどれだけの原油が……】では「2.5万バレル/日、ただし最悪で10万バレル/日の可能性も」という話があったが、これが与太話ではなくマジ話となりつつある。一方、BP社による回収割合は1日最大1万8000バレル。差し引きで1万7000~4万2000バレル/日の割合で垂れ流しされていたことになる(途中の作戦の失敗やら対応で色々量は変わってくるから、これはあくまでも概算)。ちなみに流出推定量は最初1000バレル、次いで5000バレル、1万2000~1万9000バレル、2万~4万バレル、そして今回の3万5000~6万バレルに修正されている。
【Los Angels Times】によると、この量はこれまで史上最大級のものとされる1989年のエクソンパルディース号原油流出事故が、事故発生の4月20日以降「毎週」起きている計算になるとのこと。また、見積もりが過小過ぎたことについて、BP社とアメリカの間で対立か深まっている話も出ている。
果てさて……。
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