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ちょっと前に本家で【統計のワナを学ぶための優良コーナー「統計の落としアナ」、総務省で提供】を取り上げたんだけど、グラフとか図表って、物事を分かりやすく、理解しやすくするものなんね。そこには極力恣意的なものをいれちゃいけない。「事実」から「思惑」「主張」を推論するのならともかく、送り手側の「思惑」「主張」から印象的な、ニセの「事実」っぽく見えることを創っちゃいけない。グラフや図表は「事実」を知ってもらうためのものであり、送り手側の「思惑」「主張」ではないのだから。
このグラフは「左側半分」と「右側半分」で期間的な区切りとしては正しい区分ではないし、純粋な月単位の区分としても正しくない。果ては調査をした回数毎の区分としても間違っている。つまり、このグラフの(作り手の)意図は、事実を伝えたいのではなく、「左側より右側の方がゆるやかな下り坂に見える」という事実の歪曲でしかない。しかもこれ、NHKが配したもの。
【原油流出現場を独りわびしく眺めるオバマ大統領、でも実は……】のエコノミスト側の主張風に例えるのなら「事実をよじ曲げる形でグラフを描き、視聴者に誤解を招いたのは事実だ」とした上で「事実を伝えるのではなく、視聴者から現政権の支持率の急低下ぶりを隠蔽したかったのと、支持率の低下の加速度は当局の論調上重要では無かった」というところかしらね。
……というかここまでやると、さすがに放送法に抵触していると非難されても反論はできまい。「間違えてました~」という言い訳も通用はしないだろうね。こんな誰でもわかるようなミスを平気でやらかして放送する、番組品質管理体制に問題があることを認めるわけだから。
欧米のジャーナリスト諸氏にこのグラフ、解説付きで見せたらどんな反応をするか、見てみたいものだね。誰かルート、持ってない?
(ソース:【【2ch】ニュー速VIPブログ(`・ω・´)】)
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