携帯電話会社「au」と「ソフトバンク」の携帯電話の公式サイトから、未成年者に有害なアダルトサイトとギャンブルサイトに直接接続できる状態になっていたことが、警視庁の調査でわかった。同庁は25日、両社に対し、未成年による接続を制限するなどの対策をとるよう文書で要請する。
同庁は先月14日、じゃんけんに勝てば金が支払われる携帯電話の賭博サイトを常習賭博容疑で初摘発。このサイトは両社の公式サイト上に開設され、未成年者の利用も102人に上っていたことが判明したため、同庁では、アダルトサイトなどの有害サイトについても開設状況を調べていた。
同庁によると、公式サイトから接続できる状態になっていた有害サイトは、auが計14サイト、ソフトバンクが計42サイト。これらのサイトは、閲覧を制限する「フィルタリング機能」の対象からも漏れていたため、子どもでも接続できる状態だった。
※動画はTBSの公式サイトより。
先日本家で【子供のネットトラブル、場所は出会い系サイトから非出会い系サイトへ】について触れた直後の報道だったんで驚くと共に、関連会社の公式発表を待ったんだけど、ソフトバンクモバイルからもKDDIからも一向にリリースがアップされた気配はなし。警視庁も警察庁もTCAもリリースは一切出していない。
確かに文面で要請したからネット上に情報を公開する義務などない、という主張をされればそれまでなんだけど、社会的な問題としてはけっして小さくないレベルの話(要は携帯電話のコンテンツの健全性や例の「健全認定」の厳密性の問題)なので、何らかの見解が得られれば……と思っていたし、リリースがあれば本家サイトで取り上げるつもりではあったんだけど。ドコモだけがもれていたのも気になる。これが単にたまたまなのか、それともドコモのチェック体制が厳粛で、ちゃんと機能していたのか、などとか。
何なんだろうね、これは。
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