【こんにゃくゼリー:食品安全委、リスク評価を批判 消費者庁、再諮問へ】
窒息事故が相次いだ「ミニカップ入りこんにゃくゼリー」のリスク評価を巡り、19日開かれた食品安全委員会の会合で、消費者庁の方針に批判が相次いだ。同庁は7月、「餅やあめよりリスク要因が多く、業者に商品の改善を促す」と打ち出したが、食品安全委の委員から「中立公正なのか疑問」などの異議が出た。消費者庁は同委に再諮問する方針を示し、法規制するかの判断がさらにずれ込む見通しとなった。
(中略)
委員からは「都合のいい結論を出すために新たな実験を行うことにつながる」「消費者庁が自らリスク評価をするのは中立公正でない」などの批判が出た。消費者庁は席上、再度の諮問を表明したが、前回答申からわずか2カ月での再諮問の方針は異例。
昨日の今日なのでまだ議事録は出てないけど、先の【「こんにゃくゼリーの窒息、重症率85%」は本当か、適切な表現なのか】でも解説したように「結論ありき」の調査報告に対して非難ごうごうとの話。まぁ、そりゃそうだ。当方のような素人にですら、「おかしいだろ、これ」と突っ込まれるレポートを公的機関が堂々と出して「だから規制をフンダラダー」とかましているのだから。
ちなみに、2008年7月以降、今件該当商品では死亡事故は起きていない。注意喚起・製品の改善が十分になされた結果といえる。すでに目標は果たされたとしても問題は無いのに、消費者庁側の動きにさらに規制を加えようとする強い力が感じられるあたり、「規制をかけた方が都合が良い」人たちが内部にいるのか、それとも関係者(被害を受けた人含む)から「規制をかけてくれ」という圧力があるのか。
あまり大人げないことやってると、言葉通り「大人」扱いされなくなっちゃいますよ??? 「結果ありき」では困る……と言ったのはどこの誰でしたっけかな。
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