ロシアのウラル以西でおよそ1カ月に渡り猛威をふるってきた森林、泥炭層の火災で、メドヴェージェフ大統領は23日、最後の非常事態地域となっていた首都南東・リャザン州の指定を解除した。
火災は6月半ばから続いていた記録的な猛暑と乾燥により「欧州部」と呼ばれる地域の広い地域で発生。焼失面積は森林、草原、泥炭地あわせて100万ヘクタール、公式発表では53人が死亡し、3500人が家を失った。また、火災により発生した煙はモスクワにも及び、航空便の発着にも影響を与えた。
......ということで、非常に大きな面積に被害を与えただけでなく、穀物市場などにも影響を与え、プーチン首相自ら消火活動にあたったことでも話題を集めたロシアの大火災は、ひとまず終息の方向に。経済上の一次的な被害はこれから算出されるだろうし、自然に与えた中長期的な影響を考えると色々心配事は多い。特に食料周りとかね。だけどプーチン氏なら、プーチン氏ならきっと何とかしてくれる。
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