現時点で法務省のウェブサイトに関連リリースが見当たらないので、報道に先行して流されたリリースを元にした記事のもよう(正式なリリースがあれば後ほど本家で記事にするかも)。沖縄だと現人口が140万人くらいなので、概算すると140人に1人は「非存在高齢者」になる計算。死亡届が提出されるまで、つまり自治体なり身内がちゃんとした手続きを取らない限り、住民登録を抹消しても存続する戸籍の仕組みゆえの状況なんだけど、この23万人強を戸籍から抹消するには、それこそ「悪魔の証明」的なものが必要になるかもしれないしねぇ(存在を確認するのは比較的容易だけど、存在していないのを確認するのはどうすればいいのか......ということ)。
まぁ、だからといって「戸籍など要らない」という話に持っていく筋があるけど、それは間違いというかむしろ逆。現行の仕組みをさらに強化し、不手際がないようにすべきなんだよね。家族の(特に縦方向の)つながりが薄くなった昨今だからこそ、重要な問題なんじゃないのかな。
......案外これらの人はどこぞの山奥にまとまって、ひっそりと暮らしてたりして。「隠れ非存在高齢者村。平均年齢130歳、見た目はみんな50代」とか。「ええい、日本の高齢者は化け物か」と取材にやってきた海外の報道陣に絶叫させたい(笑)。
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