【更新】かの国のデモは国家承認イベントでござるの巻

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[反日デモは民衆のガス抜き、中国当局が一部容認]



中国の胡錦濤政権は18日、尖閣諸島(中国名・釣魚島)沖の日本領海で起きた中国漁船衝突事件を巡る民衆デモを一部容認した。

民衆のガス抜きを図りつつ、国家と国民の一致した憤りを日本に見せつけるためだ。政権は一方で、秩序崩壊の影におびえ、抗議行動を厳重に囲い込んだ。この日のデモは「傲慢(ごうまん)さと臆病さ」(外交筋)を併せもつ中国の現状を映し出した。

(中略)

参加者が大使館前から行進を始めると、警官隊はそれを制止せず、むしろ誘導し始めた。警官の指示に沿ってデモ隊は「右に曲がるぞ」「左だ左!」などと声をかけ合いながら、整然と進んでいく。完全な統制下の反日デモだ。



国の意図に反するデモを行うと戦車で踏みつぶしたり無かったことにするあたりは、旧ソ連と変わらない......というよりはむしろタチが悪いわけで。逆にいえば報道されたり大っぴらになっているものは、国からOKをもらっていると考えてよいわけだ。だからこそ、あれだけしゃかりきに(国のコントロール外の情報が拡散しないように)情報の統制をしているわけだな。

これを「うまいガス抜き」と見るのか「そこまでしないと抑えきれないと上が判断しているのか」は分からない。まぁ日本の報道ではほとんどが「中国国民の怒りが云々」と伝えるだろうけど、実際には「国に許可された部分だけ」と見た方がいいわけだね。あるいは国が認めないようなデモも起きているけど、片っ端から踏みつぶされて、国外には伝えられていないだけなのかもしれない。

いざ問題が起きれば「ジンミンガー」で現場当事者のせいにすれば良いわけだし。......あれ、どこかで聞いたような言い回しだ。

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このページは、不破雷蔵が2010年9月19日 20:35に書いた記事です。

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