トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ、本社:愛知県豊田市、社長:豊田章男)とダイハツ工業株式会社(以下、ダイハツ、本社:大阪府池田市、社長:伊奈功一)は、国内においてダイハツの軽自動車をトヨタにOEM供給することに合意した。
昨今、国内市場では軽自動車市場の比率が高まっており、トヨタのお客様の中にも軽自動車を要望される方が増加している。今後も、トヨタは除軽市場、ダイハツは軽市場を主領域としたビジネスを展開することに変わりはないものの、軽自動車を要望されるお客様の声に迅速に対応し、トヨタおよびトヨタ販売店のお客様として関係を持ち続けていくために、グループの経営資源を活用し、OEM供給することで合意にいたった。
具体的には、2011年秋以降、3車種をめどに随時導入を予定しており、販売台数は年間6万台(3車種導入時)を想定している。扱い販売店は、全国カローラ店・ネッツ店のほか、一部、軽市場の比率の高い地域においては、トヨタ店・トヨペット店での扱いも予定している。
また、グループの経営資源の活用として、トヨタの持つHV・EVといった環境技術分野における国内での協業についても、2011年末までに今後具体的な商品・技術を決定する。
軽自動車については【無茶言うな「環境自動車税、軽自動車は4倍強の増税に」】というきな臭い&バカげた話もあるけど、【年代別の自動車保有数とその変化をグラフ化してみる】や【自動車は少なめ、そして軽や小型化へ 自動車の世帯普及率をグラフ化してみる】にもあるように、日本国内の需要が軽自動車にスライドしているのは明確。トヨタが参入するのも時間の問題とは言えてた......なんだけど、こうなるとダイハツ自動車の立ち位置が少々微妙になるかな。トヨタブランドの軽自動車が堅調に展開すれば、さらなる動きも考えられるかもね。
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