『≒ -ニア・イコール- 1巻』
雑誌を読んで魔術を使い、鏡の向こうの並行世界にいる「もう一人の自分」と出会うという、いかにもラノベ的なストーリーのお話。まぁ、「向こう」の自分が異性で、しかも気になる存在となりだしたらどうなるか......という、展開的には面白いものの「どうやってオチを付けるんだろうか」と少々不安にもなり、そこがまた魅力でもあるわけだ。掲載の雰囲気としては当初2回の短期集中だったものが連載に格上げされた感じ。ていねいで力強く、躍動感のあるタッチが好み。
単行本では第一回目の唐突な始まりを補完する部分がカラーで描き下ろしとして追加(もっとも最初からこの部分があると、ネタばれ的なものになりかねないし、描き下ろしで正解)。他にも巻末にも描き下ろしが追加。
(最終更新:2013/08/31)
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