『シムシティ』シリーズは「2000」をちょいとばかりいじっただけで後は紹介記事を読む程度なんだけど、それでもすさまじいものであることは分かる。元記事のコメントなどを読むと、非常に論理的に構築された都市であることが分かる。単なるゲームと侮るなかれ、しっかりとしたシミュレーションとシステムによって創造された「世界」は、それと同じくらいの解析のし甲斐があるものなのだよ。
......と、昔、ゲームの解析側から色々とやった経験のある者の一人として。今じゃゲーム1本の寿命は短いし、中身がスカスカなシステムのものが多いし(日本のは特に)、メーカー側がすぐにボンガボンガ資料出しちゃって興ざめしちゃうもんなぁ。【『シムシティ』デザイナーのウィル・ライト氏、製作資料をゲーム博物館に寄付】でも触れてるけど、しっかりとしたゲームなら、それを元に色々な分析論文なり書籍が創れるものなのですよ。だって元々シミュレーターなんだもん。シミュレーションゲームって。
例えば、そうだね。『ウルティマオンライン』全盛期の時代なら、他人数同時参加型ネットワークゲーム市場のタイトルも少なかったからニーズはあっただろうし、このゲームは非常によく創られていたし(閉鎖社会内でのビジネス経済モデルまで考察されていた)、海外でも多数文献はあったから、考える手はあっただろうけど。今はもうネトゲが山ほどあるんで難しいね。一つひとつの市場が小さなものになっちやった。パイを細かく刻み過ぎ。
まぁ今はそれ以外に、現実のデータを眺めて分析した方が楽しいってのもあるけどね。問題なのはどちらにしてもなかなかビジネスにな(ry
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