リニア新幹線「直線ルート」(Cルート)で事実上決着

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【費用対効果が最大、リニア新幹線「直線ルート」で事実上決着 国交省小委】



国土交通省の交通政策審議会中央新幹線小委員会が20日開かれ、東海旅客鉄道(JR東海)が2027年の開業を目指しているリニア中央新幹線に関する論点整理が行われた。この中でルートについて、東京と名古屋を直線で結ぶ「南アルプスルート」の費用対効果がもっとも大きいとの調査結果を提示。JR東海が主張する同ルートで事実上決着した。

小委員会は年内にも中間とりまとめを行い、来春をめどに答申する予定だ。


【リニア中央新幹線、東京・大阪間を最短67分で移動~JR東海が各種試算を発表】などにもあるように、当初は施工技術の問題(南アルプスの貫通は難しい)もあって北部に迂回するルートが検討されていたんだけど、技術の進歩も助ける形で今回決定した「南アルプスルート」が技術的・予算的にも可能となった。そうしたら迂回ルートの一部で「住民ガー」「利権ガー」と騒ぎ出してリニア新幹線の計画は大きく後れを取ってしまった形。

正直このゴタゴタが無ければ数年は計画が前倒し出来たはずで、国際競争のことを考えると非常にダメージは大きい。地元、あるいは自分自身の利益の問題は分からないでもないけど、情勢を見て自分達の主張はもはや無茶に近いものがあると認識しておきながら、ダダをこね続けたことに対するペナルティは小さくないと思うな。

......まぁ、長野県の人の大部分は、むしろ「一部」に振り回された被害者なのも事実だけど。

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このページは、不破雷蔵が2010年10月20日 16:08に書いた記事です。

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