みっくみくなボーカロイド、iPad・iPhoneや他のハードに進出

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【ヤマハがiPad/iPhone向けに、歌声合成ソフト「VOCALOID」のアプリケーション『iVOCALOID VY1』、『iVOCALOID VY1t』を開発】

ヤマハ株式会社は、当社の歌声合成ソフト「VOCALOID(ヴォーカロイド)」の合成エンジンソフトウェアを使用した iPadアプリケーション『iVOCALOID(アイヴォーカロイド)VY1』および iPhoneアプリケーション『iVOCALOID VY1t』を開発しました。当社はこの『iVOCALOID VY1』、『iVOCALOID VY1t』により、音楽制作者だけでなく、より多くの方々へ当社の最新の音声合成技術を提供していきます。


【歌声合成ソフト「VOCALOID」と同等な機能を持つ、各種機器に組み込み可能なハードウェア『VOCALOID-board』を開発】

今回開発した『VOCALOID-board』は、従来のヴォーカロイドとほぼ同等な機能をひとつのボードに実装し、ロボット、カラオケ機器、電子楽器など単体機器に組み込むことを可能にしたものです。これにより、音声情報の入力をパソコン上での使用に限定することなく、MIDIインターフェースに接続したパソコンやMIDIキーボードなどのMIDI機器から送信されるMIDI信号に従って、歌声をリアルタイムで合成し出力することが可能です。なお、歌手データベースは、VY1などのVOCALOID2用の歌手データベースをSDカードにて供給します。


要は、前者はiPhoneなどのスマートフォンに、そして後者は多種多様なアイテムに対してボーカロイドのシステムが組み込めるようになりましたよというお話。世間一般にはスマートフォン絡みで前者の方が受けが良いだろうけど、個人的には後者の方に注目したい。リリースにあるように、「介護・エンターテインメント用ロボットやキャラクター玩具、カラオケ機器、電子楽器など、様々な機器への組み込み」が想定できる。一般ユーザー向けの販売予定がないことや、価格が記述されていないのが残念だけどね。価格が安ければ、それこそゲーム機のスロットに差し込めるサイズのも将来は可能じゃないかな、とか。

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このページは、不破雷蔵が2010年10月15日 07:51に書いた記事です。

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