公の場で自ら発した言論が誤解された場合に、誤解の拡散速度が数年前に比べて著しく早くなっているから気を付けて発言しないといけなくなった一方、誤解だという表明の拡散も早くなっているのでそれを活用すべき時代に...
で、上の発言。なるほど、と思ったあとに「おや」とも思った。誤解された内容も、その誤解を「誤解だ」と修正する情報も、同じスピードだとしても、同じ場所に向けて広がるとは限らない。100個の石をまとめて投げて、もう一度100個の石を投げても、まったく同じ場所に落ちるわけではないってこと。
それともう一つ。得てして「誤解」的な内容は「誤解の訂正」的な内容よりインパクトが強く、拡散するエネルギーも大きいというもの。だから本気で訂正をしたいのなら、訂正するサイドは「誤解」情報の何倍ものエネルギーを費やさなきゃならない。テレビで誤報を大々的に流して、後で「あれは間違ってました」と数秒頭を下げるだけじゃダメって感じかな。
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