『シムシティ』デザイナーのウィル・ライト氏、製作資料をゲーム博物館に寄付

不破雷蔵 (2010年10月 7日 12:15) | コメント(0)

『シムシティ』をはじめ数々のシミュレーションゲームのデザイナーとして名高いウィル･ライト(Will Wright)氏が、ゲーム製作資料の数々をゲーム博物館が伝えてる。記事によると、「ザ・シムズ」「シムコプター」「シムシティ2000」「SPORE」など数々のゲーム製作に関する図版やメモ、フロチャートやアイディアメモなどが対象で、全部で方眼紙ノート9冊分に達するとのこと。特にゲームの製作プロセスをかいま見れる資料が保存されていて、それが将来公開されるというのは非常に興味深い話。

昔はこういったシミュレーション系のゲームは、デザイナー側が色々と資料を残して書籍にまとめ、それがまたゲームの世界を補完する素敵な作品となったんだけどねぇ。例えば『バランス・オブ・パワーデザイナーズ・ノート』のように。今はその一部が「良い出来の攻略本」に残っているけど......。

あ。ちなみに当方、こういった「資料系のゲーム書籍」を昔結構集めてたので、未だに色々と残っていたりする。「バランス・オブ・パワーデザイナーズ・ノート」もまだあるよ。これは一生ものの宝物だね。

(最終更新:2013/09/01)

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執筆:不破雷蔵
■早稲田大学商学部卒。投資歴10年超。本業の事務所では事務その他を担当。ウェブの世界には前世紀末から本格的に参入、その前後からゲーム系を中心とした情報サイトの執筆管理運営に携わり、その方面の経歴は10年を超す。商業誌の歴史系、軍事系、ゲーム系のライターの長期経歴あり。ゲームと歴史系(架空戦記)では複数冊本名での出版も。経歴の関係上、軍事、歴史、ゲーム、ゲーム情報誌、アミューズメント系携帯開発などに強い。現在ネフローゼ症候群で健康診断も兼ねて通院、食事療養中。
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