前々から思っていたけど、先の【中国曰く「尖閣諸島は古代から中国の領土ですキリッ」】で改めて強く感じたこと。一般報道は特にだけど、「~によると」「~が伝えるところによると」など、元の情報ソースがある記事については、極力元ソースを提示してほしいと思ったりする。
今件は「新華社の英語報道によると」という表記があったんで、「新華社を検索」「英語版サイトを見つける」「記事検索」「多すぎてどれか分からない」「キーワードをいくつか探して絞り込みをかける(今回は「日本」と「温首相」について英語の言い回しを探して検索対象にした)」「まだ多い」「5日付けなので、10月5日より後の報道ではないはずなので数日前~10月5日で期日でさらなる絞り込み」「ようやく該当記事発見」というプロセスでどうにか見つかった。
直接取材・紙資料のみでの記事構成ならともかく、インターネット上のデータ・サイトを元にしているのなら、「意図の取り違えがあるのか否かを読者が検証できるように」情報源をはっきりと明記して欲しいものだよね。普通なら「新華社の英語報道によると」と言われても、調べる人なんていないよ(......当方は普通じゃないってことか(笑))。
「情報源の秘匿ガー」とか反論するかもしれないけど、会員制・有料サイトならともかく、無料公開されているサイトで秘匿も何も。以前「URLをそのままリンクとして張ると、相手にアクセス集中しちゃうから」という理由も以前目にしたけど、だったら掲示板でよく使われる手立て「頭の"h"を抜く」とかすれば良いだけの話。
まぁ「検証されるのがイヤだし、間違い指摘されて直すのも面倒くさい」ってのもあるんだろうけどね。数年前に某国でチョコレート工場がトラブル起こして大量のチョコレートが川を埋め尽くした事件で、某国営放送がサイト上に配信したニュースの件で「どう考えてもこの量はひとケタ違う」ってことで元ソース見つけて「あのニュースのソースたどりましたが、桁が違ってます」と伝えたことがあって。「後で直しておきます」って返事もらったけど、逐次チェックしてたら直さないまま記事そのものを消しちゃったってこともあったしなぁ。
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