地図検索サービス「グーグルマップ」が尖閣諸島と同諸島の魚釣島について中国側呼称(釣魚群島、釣魚島)を併記していることが分かり、自民党は13日、「中国との領有権問題が存在するかのごとき表記になっている」として、日本法人「グーグル株式会社」(東京・六本木)に中国側表記の削除を求めた。
グーグル側は「米本社に伝え、しかるべき時期に回答したい」と答えたというが、産経新聞の取材には「マップ運営ポリシーは中立的立場でユーザーにサービスを提供することだ。異なる主張のある地域は両方を併記する」と説明した。
同じく検索サイト大手の米ヤフーの地図は日本名のみの表記となっている。
どこぞのスットコ大臣が一時「領土問題」と発言したことで色々と調べた人も多いだろうけど、「領土問題」というのは自国と他国との間に、国際的に懸案視されていることを自分で認めてしまうことになる。公式見解は「尖閣諸島は我が国固有の領土」。他人のうちに突然勝手に上がり込んで「ここはうちの土地」と主張している不法侵入者に対して、対外的に「この四畳半の所有権について、権利上の問題が生じている」と表現する人はいないでしょ?
国会議員ならこれくらい知ってて当然で、知らなくて発言したのなら代議士資格などはく奪されても当然だし(仮にもそれ関係の発言をするのなら)、知ってて発言したのならやはり「日本の」代議士の資格は無いと思うのだけどな。
今件の抗議にしても、本来なら外務大臣なり官房長官なりがするレベルのモノなんだが......妙な敬語使ったり、自国の侵略行為を捏造するくらいだからねぇ(【今現在「侵略、及び侵略的行為」をして被害をもたらしてたっけ?】)。
ホント、どこを向いてまつりごとをしてるんだろう、彼ら・彼女らは。売るのは油だけにしてほしいもんだ。
で......一つ気になったんだけど。
「異なる主張のある地域は両方を併記する」
これってまずくない? 正当性のない主張でも、存在すればOKってことになったら、片っ端から周辺海域・諸島・領域について「うちのもんです!」と主張した上でグーグルに通達されたら、グーグルマップはそれこそごちゃごちゃな地名だらけになって、信頼性が失墜されかねないよね。
個人ベースで主張されたらどうするんだろう。例えば「竹島はふわりん島です! 当方が主張したんです」と申請したら、ちゃんと「ふわりん島」って併記してくれるのかしら......ということになりかねないよね。
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