節約アドバイザー・和田由貴さんはこう説明する。
「無駄な電気は使わないようにと、部屋が暖まったらスイッチを消し、冷えてきたらまたつけるのは節約にはなっていないんです」
実は、エアコンの最新機種全般には部屋が暖まったときに省エネ運転する機能がついているため、こまめにスイッチを切ることが逆効果になってしまうケースが。
「エアコンは立ち上がり時の約10分間が最も消費電力が大きく、設定温度に達すると消費電力は小さくなります。6畳用の最新機種で消費電力を比べると、立ち上がり時と安定時とでは消費電力に4倍の差があります」(東京電力くらしのラボG・山口絵美さん)
自動車のエンジンでも特に酷寒においては、一度止めるとあっという間に冷えてしまい、起動させて温まるまでに時間とガソリンを余計に使うので、「切ったり止めたり」ではなく「かけっぱなし」にしておいた方がいいという話は良く聞くね。本文では具体例としてテレビとエアコンの事例が挙げられているけど、待機電力やその他の消費電力の計算は、家電の種類別、そして個々の種類によって異なってくる。一概に「つけっぱなしの方が」「小まめに切った方が」とは言い切れない。買い替えまで考えると、以前記事にした【白熱電球から電球形蛍光ランプ、LED電球に交換......でも何か月で元が取れる!?】なんて話も出てくるし。
東京電力でも時々レポートは出しているけど、あれはあくまでも新旧の機器の違いとか、器材単位の使う使わないの話だものなぁ。何か具体的な指針、ガイドラインがあると助かるのだけどね......
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