「アマゾンにモバイルアプリストア展開の可能性」WSJ報じる

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【Amazon Amps Up Apps Rivalry】

音楽では Amazon MP3、電子書籍では Kindle Store とデジタルコンテンツでも主要プレーヤーである アマゾンが今度はモバイルアプリ販売に進出するようです。リンク先 WSJ では、アマゾンはすでに主要なアプリ開発者に対して新アプリストアの概要と契約条件などの説明を進めていると伝えています。開発者向けの文書に記されていたとされる内容は:

* アマゾン版アプリストアの名称は未定。
* 売り上げの30%が運営つまりアマゾン側、70%が開発者またはパブリッシャーへ。比率はGoogleのAndroid マーケット や アップルの iOS 向け App Store と同じ。ただし、ほかの条件や比率が存在する可能性はある。
* Androidマーケットが原則的に審査なしであるのに対して、アマゾンは独自の基準でアプリを選別し品質を維持する。

など。また他社のアプリストアより高い価格の禁止、他社ストアでの独占先行販売・バージョンアップの制限、アマゾンによる価格設定 などの条項もうわさされています。こうした点は Kindle Store の著者・出版社向け 70%分配オプションでも要求されている条件です。


アマゾン絡みでもう一つ。要は「有象無象の市場」でよりも「審査済みの(比較的)安心市場」でセールスした方が、自分のソフトは評価されるかも、という自信を持つクリエイターにとっては絶好の場となりうること。あと、原文でも触れられていないけど、アマゾンの販売ルートに載るということは、アソシエイツプログラムの対象になるので、ネット上のバイラルマーケティングの上でも非常に有利になる(各種ブログへの紹介ツールがそのまま使えるんですぜ、旦那)。

まあ、ぶっちゃけちゃうとだね。電子書籍だろうとアプリだろうと、デジタルデータには違いないわけで。それを売るインフラを「も」提供しているアマゾンとしては、「別にいいじゃん、同じデジタルデータなんだし」って感じなんだろうね。でもその推測が正しいとすれば、デジタル化できるデータ・コンテンツは何でも販売可能ってわけで。

さあ後は、皆で色々憶測してみよう。


(ソース:

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このページは、不破雷蔵が2010年10月10日 09:34に書いた記事です。

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