【今すぐ始めたい中小企業のセキュリティ対策チェック:PC編 パスワード使い分けのススメ】
PCのパスワードも玄関のかぎと同じです。玄関ドアの先には自分の大切なものがたくさんあります。PCもパスワードから先に進めば、中身のデータは家の中にあるものと何ら違いはありません。情報漏えいは、こんな簡単なパスワードが引き金となって発生しています。
なぜ簡単なパスワードを使ってしまうのでしょうか。3つの大きな原因が考えられます。
1. 人間が記憶できる文字数は7~8文字まで
2. 複数のパスワードを覚られないので使い回す
3. PCの中にあるデータの重要性を十分に認識していない
1と2は、パスワードの作り方さえ覚えれば簡単に解決できます。問題なのは3です。PCには会社の重要情報や機密情報、顧客から預かった情報などが入っています。昨今の景気や雇用事情を考えれば、会社の情報が何らかの形で漏れることは取引に影響し、業績に響きます。それにより従業員の雇用状態も不安定になってしまうでしょう。連鎖的にこれらの影響が出てきます。会社の情報を守ることは、自身を守ることに直結しているのです。
昨今情報漏えいの話が相次いで、それらはいずれもどうも、ソーシャルハッキング、あるいはそれ以前の管理をする側の上の方の体制の問題にあるようなんだけど、それはともあれ「情報漏えい」への関心が高まったのは事実。IT mediaではこれにあわせて......なのかは不明だけど、身近なレベルにおけるセキュリティ対策を紹介している。上で引用したのは、「簡単なパスワードを使ってしまう理由」。うんうん、とうなづいちゃう人も多いと思うよ。
元記事ではちょっとした工夫で、なかなか他人には分からない、それでいて覚えやすいパスワードの創り方を指南している。少しでも気になった人は、ぜひともチェックを。......まぁ、よく話にあがる、タモリさんの暗記術と似たようなものなんだけどね。
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