クルマが売れない。昨年の国内新車販売台数は約460万台と、ピーク時(平成2年)の6割程度にまで縮小している。
景気低迷が一因だが、一般的には若者のクルマ離れが最大の理由とされている。日本自動車工業会の調査によると、大学生の「興味ある製品」でクルマは17位(20年度)と、40~50歳代が大学生だった当時の7位から大きく後退している。
しかし、トヨタ自動車の豊田章男社長は「クルマから離れているのは若者ではなく、私たちメーカーなのではないかと思う」と反論する。
「離れてる よく見りゃ自分で 後ずさり」
まぁ、そのなんだ。本家サイトでは山ほどデータ付きでこの件については指摘しているし、多数の人も同様の提言はしているけど、まったく耳を傾けてなかったっていうのが実情。知っていて知らないふりをしていたのか、本当に知らなかったのか、メディアや周囲にいた人たちが耳をふさいでいたのか......。まぁメディアはスポンサーを叩くわけにはいかないから、一番叩きやすい若年層を叩くって構造は明らかだよねぇ(「若者の~離れ」シリーズが良い例)。
単純に「『若者の自動車離れキリッ』と言っている人たちの時代と比べて、若年層に今と将来におけるお金の余裕が無いから」という理由。それに気が付くのはいつになることやら。他に、趣味趣向が増えて、車に回せるお金がないってのもあると思うけどね。
というか、トヨタほどの大企業なんだから、もう少しまともなマーケティングの仕組みもってるはずなんだけどな。どうしたことなんだろうか。
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