前原誠司外相は27日、横浜市で開かれた民主党議員の会合であいさつし、仙谷由人官房長官らの問責決議を受けた自民党などの審議拒否の動きを念頭に「どこかの党は審議拒否だと言っているが、国会に出てこなければ税金泥棒だ」と言及した。
内閣支持率低迷には「なかなか民主党政権への風当たりが強い。経験がなかったので頭をぶつけている所もあるが、もう少し時間をもらわないと効果は出ない。ぜひ信じてほしい」とコメントした。
※事実内容がほぼ全てを占めていましたので、そのように修正した上でほぼ全文を引用しました
同じ審議拒否でも「理由のない、あるいはダダこね」とか「必要悪的なもの」とか「嫌がらせなもの」とか色々な意味合いを持つものがあるよね。先の「強行採決」にしたってそう。報道では同じように表現してるけど、ちょっと調べれば中身は別物同様なのが分かるはず。まるで「窃盗」「強盗」を「万引き」と表現を変えてごまかしてるのと同じようなもので、なんだかイヤんな感じ。
で。これだけの発言にも山ほどツッコミどころがあるんだけど。後半部分のこれ、昨年夏の選挙での話を根底からひっくり返してるよね。こういうのって、詐欺師とか、女性をだます結婚詐欺男と同じ言い回し、というか雰囲気な感じがするのは当方だけかな。「"もう少し" 気がつきゃ 一年経ったけど 事態は悪化で 日数繰り延べ」
本題。「税金泥棒」っていうけど、その「審議拒否」の中身については直上で触れた通りだし、五千歩くらい譲って同レベルで見るとしても、これまで現行政党がしてきた審議拒否分について、全額支払った上で話してほしいなぁ、と。お腹を一杯に膨らませて口の周りにケーキのクリームべっちょりつけて、周囲に銀紙やら包装紙を散らかした上で、「そこに置いてあるクッキー一枚食べただろ!」と友達をなじるようなものですぞよ。
それと。この発言に正当性があるっていうのなら、少なくとも自分達が去年の夏まで税金泥棒をしまくっていたってことを自ら認めることになるんですね? いいのかなぁ?
......まさか「俺らはいいけどお前らはダメっ」なのかな。何そのジャイアン(TV版)思想。
コメントする