↑ You Are What You Spend(クリックで拡大表示)
今日付けの記事【アメリカのインターネット普及率と使わない人の理由をグラフ化してみる】からようやく執筆にとりかかれた、アメリカのネット事情を探れそうなデータGenerations Online in 2010。これの記事執筆の際に色々探し物をしていて見つけたページ。2008年2月のものなので現状では少々動向が変化している可能性はあるけど、ロングスパンでは十分見れる内容。
要は当時の各世帯の消費性向(上)や、生活用品の世帯普及率推移(下)を示したもの。上は赤が全体を収入の順に並べて5等分した上で一番下の層(第1五分位、赤)・真ん中の層(第3五分位、青)・一番お金持ちの層(第5五分位、黒)それぞれの消費性向。赤は収入より支出の方が2倍近く大きいとか、食費のをはじめとした各支出項目の違いとか、色々な消費性向が良く分かる。例えば教育は第1五分位と第3五分位ではほとんど変わりないけど、第5五分位では4倍ほどに大きくなっているとかね(最新データがあれば本家サイトでもグラフを再構築してるんだけどね)。
問題なのは下のグラフ。縦軸が普及率、横軸が年代。各折れ線グラフは主要生活用品の普及率の推移を示しているんだけど、左側の方から始まっている自動車や電話、電気、ストーブ、ラジオなどは比較的ゆるやかなカーブなんだけど、右側の方にいくにつれて、つまり新しい技術のもとで生まれた用品ほど、普及していくスピードが加速化している・カーブが急上昇しているのが分かる。相対的商品価格が下落したとか、流通網の進歩とか、量産体制の構築とか、競争の加速化とか、色々理由はあるんだろうね。以前【ソーシャルメディアの現状が分かるバイラルビデオの新作「Social Media Revolution 2」を視聴してみる】で紹介した動画で解説されている、「5000万ユーザーの達成にかかった年数は......」のくだりが思い起こされるよね。
というわけでこちらのサイトの今年の更新はこれでオシマイ。来年もよろしくね★
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