・ニコチンの血中半減期は30分ほど。ここから、1時間で1本くらいはたばこを吸いたくなる。1時間に1本で16本(睡眠時間を8時間)、食事の後の一服で1本ずつで計19本。1本オマケみたいな感じ。開けっぱなしだとしけて美味しくなくなるため、1日で1箱きっかりと吸いきるために。
・キレイに並べるため&胸ポケットにちょうど良く収まる大きさと厚みにするため。
・輸送や保管がしやすい大きさに販売単位を揃えるため。
・フランスでそのような規格を定めたため(【幼児の甘味間食、1日3回以上は2割足らず・保護者の配慮のある無しで大きな違いも】などにもあるように、「平成21年国民健康・栄養調査結果の概要」を元に色々と記事を執筆中。その中で、「たばこを1日1箱を超えて吸う人をヘビースモーカーとする」って感じの話があった。要は21本以上。で、そういや何で1箱は20本なのかしら......と疑問に思った次第。
JTなどでは結局みつけることができず、色々探したところ、上のような諸説が。どうやら一番下のが確からしいけどね。
......と思ってJTのサイトを検索しなおしたら、ズバリありました(笑)。
フランスは、紙巻たばこの技術面で大きな貢献を果たしました。 刻んだたばこを巻く巻紙が改善されます。燃焼時にたばこの味をそこなわない巻紙──現在と同様の麻を原料にした巻紙──を専門に製造する会社が世界で初めてフランスに登場したのです。
ちなみに日本では1913年、アメリカでは1939年まで、フランスから輸入した巻紙を使用していました。それほど、フランス製の巻紙は優れていたのです。
ところで、フランスは世界標準の尺度「メートル法」を生み出したお国柄を反映してか1864年、紙巻たばこの統一規格を定めます。それは、「紙巻たばこの長さ=7.4cm」「包装本数=20本」などというものでした。もしかしたら、これが現代の紙巻たばこの規格の基になったのかもしれません。
まぁ元祖となったところの基準がずっと使われるってのは良くある話だよね。
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