[鷲宮神社の三が日参拝 50万人予想も]
人気アニメ「らき☆すた」の舞台となった鷲宮神社(久喜市鷲宮地区)周辺が、年末年始に向けて慌ただしい。鷲宮商工会は、作中の登場人物「柊かがみ・つかさ」姉妹をラベルにあしらった新商品「ツンダレうまからソース」を開発。ファン向けの特別イベントも企画し、「飽きのこない初詣」に余念がない。正月三が日の参拝客が45万人に達し、県内単独2位に浮上した鷲宮神社。来年の干支(えと)ウサギにあやかり、今年の記録を飛び越えられるか?
■ファンが下支え
関東最古の大社といわれる鷲宮神社だが、正月三が日の人出は例年10万人前後だった。変化が訪れたのは2007年のアニメ放映後。08年30万人、09年42万人と一気に増加した。今年は「らき☆すた神輿(みこし)」の上海万博出展(6月)、鷲宮神社通りの秋祭り「土師(はじ)祭」の盛況(9月)など話題尽くし。来年の人出について、関係者は「50万人近くに上るのでは」と予測する。
マンガの連載は続いているけど、アニメ放送はすでに3年前に終了。にも関わらずボンガボンガと参拝客が増加しているという、稀有な状態の鷲宮神社。地元の熱心な研究・努力・配慮が着実に身を結び、角川側もサポートを欠かさないでいるという、非常に良い地元活性化の事例だね。コミケのあとにここへ参拝っていうパターンを創ったのも凄いと思う。
大人の一部はこういう動きを馬鹿にするけど(昨年夏までの「アニメの殿堂」云々呼ばわりした、自称「立派な大人」たち)、対象が異なるだけでどんな世代にでも夢中になるものはある。それを自分の価値観とは別物だからという理由だけで(倫理的・道徳的に問題があれば話は別だけど)排除するのは、いいことだとは思わないんだな。ホント。
末永く栄えてほしいな、ここには。
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