スイスに行ける御身分になって、ついに知ったスイスの黒パンというのは・・・
「おせんべいではなくゴムぞうり。茶色ではなく灰色」
そういう物体であった。
「ゴムぞうり」は「おせんべい」より悪質な固さである。噛んでも噛んでも噛みきれない。歯のあまり丈夫でない筆者の父は、生まれて初めてスイスを旅行したときに、かような黒パンのサンドイッチをなんとか食いちぎろうと格闘した揚げ句、前歯を1本折ってしまった(なにせサンドイッチではちぎって食べる、と言うわけにはいかないので)。
きっとペーターのおばあさんもそうやって苦労したのだろう。
やはり先に挙げた【中国に生産ラインを置くメリットがまた一つ消しとんだでござるの巻】内で使った「母を訪ねて三千里」の動画を探した際に「アルプスの少女ハイジ」がチェックに引っかかって。昼飯がまだだったのでお腹がかなり減っていて「そういやペーターのおばあさんが白いパンを食べたがってたな」と連想的な発想をしてちょいと調べてみて、見つけたページ。てっきりスーパーなどで売っている黒パンの類かと思っていたからショックラージ(「がっちり焼かれた固い皮も噛めば噛むほど味が出てくる。その上、日本のパンにはない香ばしさがあって、うまいものである」とあってちょっと救われたけど)。
......ってゴムぞうりって記述があって、思わずこれを思い出しちゃったよ。
よもやここまでは固くないだろうけど(笑)。
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