先日本家サイトで掲載した【出版物の売り場毎の販売額推移をグラフ化してみる】で、一部から「インターネット通販部分にアマゾンとかが入ってないから過小な値になってるわね」というご意見をいただいたので、改めて確認。本文中にも記載されているけど、このデータの「インターネット」は、楽天ブックスやアマゾンジャパンなど、各インターネットモール上での書籍販売についても、日販が把握している限りで反映させている。元記事の出版流通の構造を見る限り、ネット経由のはほとんど含まれてると考えて良いんじゃないかな(むしろ出版社から直接販売している少数の方が把握しきれず、反映されていない可能性が高い)。
まあ実のところ、アマゾンジャパンさんが自らデータを開示していればいいのだけど、非上場企業ということや、株価の問題(本家アマゾンでは黒字転換するまで、随分開示情報次第で株価がボンガボンガ動くことに頭を痛めていたそうな。IT系企業はこの傾向が強い。その本家に連動しうるということかしらね)もあり、売上関連のデータが出ることはほとんどない。アマゾンで売っているのは本だけでは無いのだし、得てしてこのくらいではないかな、というのが当方の所感。
何かうまい方法、ないかしらね。このあたりのデータを確証づけるものって。
最近では電子書籍も増えて来たし、このあたりの境目って、ホント、色々とややこしいし曖昧になってきた感はある。読者からすれば文章が、漫画が読めればいいんだけどね。ただ、電子書籍の場合現在ではデータがもらえるんじゃなくて、アクセス権限を得られるだけなんで、通販といえるのか否かという、定義上の問題も生じてくるわけで......あな難しや。
コメントする