広く社会的にみて問題だと思う少年非行を聞いたところ,「いじめ」を挙げた者の割合が53.0%,「ささいなことに腹を立てて暴力を振るう」を挙げた者の割合が48.8%,「刃物などを使った殺傷事件」を挙げた者の割合が46.4%,「覚せい剤や大麻,合成麻薬,シンナーなどの薬物の乱用」を挙げた者の割合が42.4%などの順となっている。(複数回答,上位4項目)
前回の調査結果と比較して見ると,「いじめ」(32.9%→53.0%),「覚せい剤や大麻,合成麻薬,シンナーなどの薬物の乱用」(39.0%→42.4%)を挙げた者の割合が上昇し,「刃物などを使った殺傷事件」(56.0%→46.4%)を挙げた者の割合が低下している。
先日【少年非行、世間から思われている最大の問題は「いじめ」】でお伝えした件の速報。やはり本日付で内閣府サイトに【少年非行に関する世論調査】という形で発表がありました。精査は明日以降折を見てやってくつもりだけど、とりあえず先の記事で引用した分のグラフ転載。
これはあくまでも各人が「問題だと思う」少年非行であって、回答しなかった行動が非行でないということを意味しないことに注意した上で(要は世間一般的に「問題だ」と言われているな~っていう認識があるものね)。「いじめ」の項目がずば抜けて増加してるのが分かるね。
ただねぇ。「"万引き"という表現の問題」と同じで、これって多分に報じ方に問題・責任があると思うなあ。「いじめ」は原因はともあれ、してはいけない行為であることは絶対的な原則。でもそれは、教えてもらわなきゃ分からない。大人は知っていても、子供が知っているとは限らない。だからとくとくと教えて覚えさせなきゃならないんだけど、昨今のいじめ報道って、「学校の逃げ得」「加害者側のやり得」「むしろ被害者が悪い」的な部分が多いでしょ? それを見た子供達がどう思い、学んでしまうかは誰にも容易に分かるはず。
そういう意味では、昔話の多くが「勧善懲悪」が基本だったのってのも理解できるし、よく出来てるなあ、と思うよ。
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