[内定率「超氷河期」過去最低68・8%]
今春卒業予定の大学生の就職内定率(昨年12月1日現在)は前年同期を4・3ポイント下回り、68・8%だったことが18日、厚生労働・文部科学両省の調査で分かった。
2年連続の過去最低の更新で、「就職氷河期」で最も厳しかった1999年同期(74・5%)より5・7ポイントも低い水準。
現時点で文部科学省の発表資料はナシ。厚生労働省では本日付で【平成22年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(平成22年12月1日現在)~大学卒業予定者の内定率は過去最低の水準~】と【平成22年度高校・中学新卒者の就職内定状況等(平成22年11月末現在)~高校新卒者の求人倍率は低下するものの、内定率は上昇~】が出てる。「史上最低」を受けて両省では【新規学校卒業予定者の厳しい就職環境を踏まえた就職支援の強化~文部科学省との連携による未内定者に対する「卒業前の集中支援」を実施します~】なんてのも発表してるね。
まぁミスマッチを出来るだけ無くしていくってのは意味があるけど、下手すると企業に新人を「押しこむ」形になって、企業も新入社員も双方不幸なことになりかねない気がするなあ。少なくとも現行政権政党の頭の中は社会主義思想そのものだから、「計画通りにいかない」はすべて自分より下のものの責任として、無理にでもごり押しして数字をでっち上げようとするってのが基本ロジックだからなあ。
それより求職者の雇用キャパを増やす施策をすべきなんじゃないかと。本を沢山買ってきて棚に入りきらない時、無理やり既存の棚に押しこんでも、本がひしゃげるか棚が壊れるだけでしょ?
ともあれ、関連する本家記事の現在での最新は【大卒者内定率過去最低水準...大学生の9月末時点での就職内定率は57.6%・前年比4.9ポイントのマイナス】(文部科学省はまだ出てないけど、関連記事は【高校生の就職内定率、10月末時点で57.1%・「就職氷河期」よりは良好だが厳しさに変わりなし】が最新)。これは明日にも更新するヨ。
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