[歯科医療「保険拡大を」9割超=大切さ認識、放置も-1万人調査]
全国保険医団体連合会は27日、歯科医療に関する初の「1万人市民アンケート」の結果を発表した。時間や費用を理由に、治療せず放置している人は4割近くに上った。同連合会は「歯科に自然治癒はなく、欠損したものは戻らない。早期発見、早期治療のためには、自己負担を下げて受診しやすくする必要がある」としている。
アンケートは昨年10~12月、イベント会場や市民団体などを通じて協力を依頼、45都道府県の1万129人から回答を得た。回答者は女性が約6割で、現在通院している人は37.1%だった。
保険の利かない治療があることについて、91.6%が「保険の利く範囲を広げてほしい」と回答。窓口負担が「高い」は52.7%、「適当」は41.6%だった。
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