中東の衛星テレビ局アルアラビヤは29日、混乱状態が続くエジプトで暴徒が侵入したとみられるカイロ有数の観光名所、エジプト考古学博物館内部の被害実態を伝えた。
ロイター通信などによると、古代エジプト時代のミイラ2体も損傷したが、世界的に有名な「ツタンカーメンの黄金の仮面」は無事だった。28日夜に夜間外出禁止令が出された後、博物館は被害に遭ったとみられ、29日以降は軍が周辺の警備を強化している。
イラク戦争の時も似たような事態が発生したんだけど、過去の遺跡って一度失われると二度と戻ってこないんだよね。復元はできてもそれは復元物でしかなく、それそのものではない。永遠に過去の遺物をそのままの姿で保管することなど不可能だと言うのは分かっていても、こういう形で失われるのはかなり辛いお話だよねえ。。。
ああ、英語の原文によると、博物館の館長の発言として「エジプトの市民は展示物を守ろうとして警察の警備にも協力したが、盗難目的の泥棒が侵入してミイラ二体も損傷した」とあるね。火事場泥棒的な、一番タチの悪いパターンだ。
ソースにもあるけど、自分達の財産だというのにねぇ......って賊には、もとい賊だからこそそんなことは関係ないのかもしれないけど。
コメントする