【「昭和の文房具」、大人に人気 ゾウが踏んでも壊れない筆箱、スーパーカー消しゴム...】
ゾウが踏んでも壊れない筆箱、スーパーカー消しゴム...。ここ数年、子供時代に使っていた懐かしい文房具を再び手に入れる大人が増えている。背景には、先の見えない現代日本の裏返しとして「古き良き日本」を懐かしむ気持ちがあるようだ。
現在も買える懐かしグッズを紹介する『まだある。』(大空出版)シリーズの著者、初見健一さん(43)によると、近年の懐古機運が高まったきっかけの一つが、昭和の日常を叙情的に描いた映画「ALWAYS 三丁目の夕日」(平成17年)。公開以降、昭和のグッズ情報を扱うインターネットサイトが増えているという。
懐かしんでいる世代の少なからずが現況の要因を創り出した事実は忘却の彼方に捨て去って、若年層は放りだしたまんまかいというツッコミはさておき。社会や経済が不安定になると回顧主義や創作物語主義が浸透するというのはよくある話。以前のいわゆる「架空戦記小説ブーム」あたりもまさに不況時代だったし。
これもいわゆる「大人買い」ってことなのかしらね。まぁ文房具市場は冷え込んでいるから、こういうことでも需要が喚起されるってのはよいことなんだけどね。
コメントする