この「学校裏サイト」ってのが結構定義があいまいで、解釈の仕方次第では「学校が公認したサイトやブログ、掲示板以外は、生徒たちが作った掲示板・ブログなどはすべて学校裏サイト」とするものもあるくらいなんだよね。要は「保護者の管理が行き届かないところでコミュニティの場を創るのは問題だ」ということみたいなんだけど(まぁ「悪質な情報流布がされるから・されうるから」というのが大義名分で、それも正しくはあるのだけど)。
インターネットの技術が普及して誰もが気軽に操作できるようになった昨今では、これって「学校が指定した場所以外には足を踏み入れるな」「学校指定の言葉以外は話してはいけない」「学校指定以外の本は目を通してはいけない」というのと同じじゃないかな、とも思ったりする。
リリースに目を通すと、問題なのはシステムでは無くて内容でしょ? 記事題名にあるけど、システムを一つひとつ潰しても問題解決にはならないよ? それともインターネットから隔離する? 無理だよね?? 学校がやるべきなのは「こういうことをしてはいけない。してしまうとこういうことがおきてしまう」という啓蒙じゃないのかな。これらの問題となるような書き込みが多数確認できるのは、場のせいではなくて、そのような書き込みを是とする生徒たちへの教示不足だと思うんだな。そりゃもちろん悪質な書き込みが前提の場は問題があるけど、教示・啓蒙の中に「そういうものを創ってはいけない・アクセスしてはいけない」を加えれば済む。
もっと的確に例えると。子供が万引き(窃盗)をしたからといって、その本屋やスーパーを閉店に追い込むべきだとする論調、正しいのかな?
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