[口蹄疫被害の「復興宝くじ」、宮崎県が発行準備]
↑ 2009年年末発売の年末ジャンボ宝くじ(参考)
宮崎県が口蹄疫(こうていえき)被害の復興財源に充てるため、「復興宝くじ」の発行準備を進めていることがわかった。すでに総務省などに意向を伝えており、早ければ今春にも都道府県と政令市でつくる「全国自治宝くじ事務協議会」に申請する方針。
県幹部によると、単独くじか、既存の宝くじに口蹄疫復興分を上乗せする方法を検討している。全国発売を想定し、収益を鹿児島、熊本、大分各県に配分する案も出ている。発行額や発行時期は未定。
公式発表は今のところ見当たらず。ただ、去年10月の時点で[議会要望書(PDF)]に「基金の設置等について......①災害復興宝くじの収益金対象事業の緩和措置を国に要請するとともに、口蹄疫復興対策事業の財源として、宮崎県口蹄疫復興宝くじの発売を検討すること」という文言が確認できるし、[広報用議事録(PDF)]でも、
水間 篤典議員:(口蹄疫復興宝くじの発売)口蹄疫復興対策には今後も非常に多額の経費が必要となるが、県の財政状況は厳しい状況にある。財源調達の一手法として「宮崎県口蹄疫復興宝くじ」を発売してはどうか。
総務部長:災害復興宝くじの収益金対象事業は、災害復旧事業等の公共事業とされているため、現状では宝くじの発売は困難であるが、今後とも、対象事業の緩和等について国に強く要望していきたい。
というやり取りが確認できるので、要は法令上の問題があったみたいだね。対応などを見るとむしろ人災の面が強いので、現行政権政党の所属幹部の方々(特に当時の農水相)の私財から抽出すべき、というのが一番正論なんだろうけどさ。
ちなみに【ようこそ! 宮崎県の宝くじのページへ】にもあるけど、「宮崎県で発売された宝くじの収益金は宮崎県の収益となり、主に公共施設の整備や福祉・教育の振興など、県の実施する各種事業に充てられますので、宝くじを購入される際は、是非宮崎県内でお求めください」とのことなので、近辺の人は覚えておくといいんじゃないかな。
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