MRJ、米トランス・ステーツ社から最少50機、最大100機の正式発注を受ける

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【トランス・ステーツ・ホールディングス社リーチ社長 来日記念パーティーに出席 100機購入に関する正式契約を昨年12月に締結。MRJプログラム進捗に期待】



米独立系地域航空会社、トランス・ステーツ・ホールディングス(TSH)のリチャード・リーチ社長は、ロイターとのインタビューで、三菱航空機との間で次世代リージョナルジェット機「MRJ」を最大100機発注する契約を結んだことを明らかにした。MRJ導入が燃料コスト削減や競争力強化に役立つと確信していると述べた。

TSHは2009年に覚書を締結、今回の契約では確定50機、オプション50機の発注を確認した。これによりTSHはMRJの最大の顧客となり、全日空の25機を上回る。

リーチ社長は、MRJ導入が成功すればさらに注文を増やす可能性もあるとし、「燃料価格の上昇が一時的であることを望んでいるが、もし継続すれば、効率的な運航が出来る航空機を持つわれわれは優位に立つことができる」と語った。

70─90席のMRJの販売価格は1機約4000万ドル程度の見込みで、エンジンはプラット&ホイットニー製。


【MRJ、設計を終え製造段階へ移行】で伝えた時点では100機の「確約」であって契約には至っていない。で、2月1日の時点で「2010年12月27日にMRJ 100機(確定50機、オプション50機)の正式契約を締結」したことを公開したわけだ。

あとはB社の機体のように次から次へと問題が発生して遅延しまくったり、機密上の問題で技術が外部に漏洩する事のないよう、特に情報管理面でしっかりしてほしいネ。特にこの点では「現在は」国からのサポートは受けられそうにないからサ。

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このページは、不破雷蔵が2011年2月 7日 08:33に書いた記事です。

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