運転の基本と言われる「認知」「判断」「操作」に必要とされる、視力や聴力、判断力・反射神経、筋力が衰える時期というのは人それぞれですから、対象者が自身で判断すればいいと思います。
この問題の本質は「高齢運転者を識別するマークを付ける」ところにあり、デザインを変えれば済むわけではありません。実際、50~60代でも「?」と思うほど危ない運転をする人はいますし、年齢で区切ること自体が不可思議です。
ある友人はペーパードライバーなので、自身の判断で『若葉マーク』を付けて走っています。まぁ、お守り感覚で付けているんでしょうけど。
警察庁はしばらく義務化せず、「いずれは義務化」の様子を伺っている感じでしょうが、はっきり言います。義務化は反対です!!
「編集部」記名で記述しているから「筆者個人の考えであり、編集部とは何ら関係が無い云々」という論調は通らないと前置きしておいて、と。【高齢者運転の「もみじマーク」、今日から「四つ葉マーク」が仲間入り】で紹介した「もみじマーク」「四つ葉マーク」について。実はこの記事で主張している内容こそが、この問題そのものの本質を表しているんだね。若葉マークについては「運転技術がまだ未熟な初心者に義務づけされている『若葉マーク』は周囲が保護する効果もあってその必要性を感じますが」としておきながら、もみじマークやクローバーマークについては「対象者が自身で判断すればいいと思います」と、相反する、矛盾する内容。そしていずれもが主観的な「考え」での判断。
もう分かるよね。要は、「若年層は区別するべきだけど、高齢者は区別されたくない」という、ワガママな主張なんだよね。もっと端的に表せば「年寄り扱いするな」と。配慮を「なめんなよ!」で返してくるあたりも、そのまんまだよね。
なんというかねぇ、こういう「フンダラダー」的な意見を、しかも自動車の専門サイトで見ると、物悲しくなっちゃうよね。こういうのって得てして「差別」と「区別」の違いが分からないからこそおきる悲劇なんだよねぇ......。
「これだから、いまどきのお年寄りは」と言われても文句はいえませんよ?
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