サクラやリンゴなどのチップで、個々の食材をスモークした燻製(くんせい)を使って作るメニューが今までの燻製料理。しかし、昨今は、そんな一般的な燻製料理の進化版とも言える"ネオ燻製料理"が続々と登場している。中でも、カレーをまるごとスモークした"燻製カレー"は注目のひと品だ。
今年の2月初旬、東京・水天宮前に誕生したのは、カレールー自体をスモークしたという、世界初!? の"燻製カレー専門店"「燻製カレー くんかれ」だ。店主の八木進剛(やぎしんご)さんが、「個々の食材ではなく、料理全体をスモークすることで燻製の香りをより強調できます」と語るように、実際同店のカレーは、燻製を料理のアクセントに使っただけでは感じられなかった繊細な香りが楽しめるのが特徴だ。
カレーショップは今やどこにでもある存在となったし、燻製もさほど珍しいものじゃない。でも液状の料理の燻製など聞いたこともないし、ましてやそれを出すお店など初めて。カレーの上に載せる具が燻製ならまだ分かるんだけどね......。カレーは元々香りを楽しむ料理でもあるので、それが燻製化したらますますステキングな香りになるはず。こりゃちょっと気になるなあ......。
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