[食料品1年で3割高騰、「危険水準」と世銀総裁]
世界銀行は15日、高騰する食料品価格の監視報告書を発表した。
食料品価格の1月の全体指数は前年同月比で29%、2010年10月比でも15%上昇するなど、食料品価格の高騰が深刻化した08年6月の水準に迫っている。電話記者会見した世銀のゼーリック総裁は、18日からパリで開かれる主要20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で早急に対策を協議する必要があると述べた。
大本のリリースは【Food Price Hike Drives 44 Million People into Poverty】で、数日前に関連するものとして【World Bank Flash: Food Prices: Ensuring Access to Nutritious Food】が出てる。先日【それはまるでドミノ倒しのように...中東で広がるデモ】でも指摘したように、いわゆる「ジャスミン革命」にはじまる連鎖反応的な動きは、大きな要因として携帯電話を用いた情報の相互交換という環境が整備された状況下でおきた、商品価格の高騰に伴う一般庶民の食生活への大きなダメージがある。元々不作や天候不良などの影響もあるけど、そして上のレポートでは語られてないけど、少なからぬ要因は隣のあの大きな赤い国、だよねぇ。
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