少し前まで、ゲームセンターといえば若者のたまり場だった。だがいま、目立つのはシニアたちの姿。
ゲームセンターに集うシニアたちは、「お金をそんなにかけなくても、スリルと快感が味わえる」「指先のかすかな動きと、タイミングを読む目の動きなどが頭の運動になる」「クレーンゲームがうまくできなかったときに、若い人が教えてくれて...」とその効用、楽しさを話してくれた。子供や孫と一緒に来る人たちも多く、意外なコミュニケーションの手段にもなっている。
テレビゲームやゲームセンターと高齢者の相性の良さは、実は前々からちらほら報じられていて、例えば【ゲームセンターが新しい「おじいちゃんおばあちゃんの憩いの場」に!?】や【リハビリ向けのゲーム導入を行う福祉施設増加中】など複数の記事が確認できる。最近内容的に問題が指摘されているテレビ番組や、健康上・金銭的な問題に考慮しなければならないパチンコ・パチスロと比べればはるかに面白いし、なにより元記事にもあるように、世代を越えた交流ができるのもポイント。
【「行きやすい」「料金お手頃」「良い雰囲気」...ゲーセン選択時の重視点とは】の結果にもあるけど、雰囲気も内容も明るい、ハードルの低い、世代の隔てない総合娯楽場的なゲームセンターが増えるといいな。......お年寄りが増えてご意見のべるようなことがあれば、親が心配しているような、子供がたむろして不良化するなんてリスクも少なくなるし、ね。
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