[骨格だけのダミー住宅建設 住宅ローン詐欺、信用させる手口か]
提出資料にうその記載をするなどして住宅ローンの返済能力があるかのように装い、酒田市などに住む男3人が東北労働金庫天童支店から約2100万円をだまし取った詐欺事件で、3人は労金側に対し、住宅を建てる意思があると信用させる手口の一環として、"ダミー"目的とみられる一軒家を東根市中央西に建設していたことが26日、県警捜査2課などの調べで分かった。建物は骨格を形成しただけの状態で、現在も手つかずのまま放置されている。
犯行グループが新築場所として申請していた東根市の現場は、建物の外壁を覆う防水シートがむき出しになったまま放置されている。足場も組まれたままで、敷地は深さ30センチ以上の雪で覆われていた。捜査関係者によると、グループは完成させる意思はなかったとみられるという。
住宅ローン詐欺のツールとして、途中まで本当の住宅を創ってしまうという手の込んだやり口のお話。手口が巧妙化した、といえばそれまでだけど、これだけのもの(元記事に写真あり)を創るには、建設業者かそのスキルを持つ人がタッチしている必要があるわけで(材料調達もしなきゃならないし)。それに、ダミーを創るとなるとそれなりに資金も必要だから、詐称してもメリットは少ない。
そこまでして詐称行為をするあたり、どんな腹積もりだったんだろうかねぇ。実は結構奥が深そうな気がする。
コメントする