東電、今夏までに4650万kWの供給量確保見通しを発表

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【今夏の需給見通しと対策について】



1.需給状況と見通し
  当社は、東北地方太平洋沖地震により原子力発電所、火力発電所の多くが停止したため、現在、供給力確保に努めているところでありますが、現時点で今夏の供給力としては4,650万kW程度となるものと見込んでいます。
  一方、今夏の最大電力については、地震の影響や節電の効果が見込まれることから、記録的猛暑だった昨年に比べ、約500万kW低い5,500万kW程度(発電端1日最大)と想定しています。(夏期における平日平均の最大電力は4,800万kW程度と想定。)
  このため、夏期には供給力が最大電力を大幅に下回るものと予想されることから、今後、供給力の積み増しに全力を注ぐとともに、一層の節電に向けた需要面の対策についても最大限に取り組んでまいります。

今夏の需給見通し

2.追加供給力(上記7月末の供給力に織り込み済み)
 (1)震災による停止からの復旧 【760万kW】
    鹿島火力1~6号機、常陸那珂火力1号機など
 (2)長期計画停止火力の運転再開 【90万kW】
    横須賀火力3,4号機 1・2号GT
 (3)定期点検からの復帰 【370万kW】
    品川火力1号系列第1軸、横浜火力7号系列第2軸など
 (4)ガスタービン等の設置 【40万kW】
 (5)その他 【▲260万kW】
    既設火力の夏期出力減少分(大気温上昇による出力減)など

  今後、さらなる追加供給力対策についても検討・精査してまいります。


予備発電所などもフル稼働させてさらにガスタービンの設置もあわせて何とか上乗せしても(できても)、原発の分やダメージを受けている火力発電所の分があるから、夏に至るも1割程度の供給量不足が見込まれる。

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このページは、不破雷蔵が2011年3月25日 16:22に書いた記事です。

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