【Air Partner participe a` l'affre`tement de l'Antonov 225 vers le Japon】 技術支援は、アレヴァ(仏原子力大手)、フランス電力公社(EDF)、フランス原子力庁(CEA)で構成されるINTRA(原子力事故ロボット工学的介入経済利益団体)により提供されます。輸送物資は以下のとおりです。 - 放射線防護および放射線量計測装備30トン 人道支援はフランス外務・ヨーロッパ問題省の危機対策センターより提供され、輸送物資は以下のとおりです。 - 毛布 7,000枚 以上に列挙した大量の支援物資は大型輸送機アントノフAn-225に搭載され、火曜日にフランスのシャトールー空港を出発予定です。貨物の総重量は150トン、総量は1,100立方メートルに及びます。 日本到着後の支援物資の分配は、現地に派遣されているフランス市民安全部隊の2隊が行います。ユーロコプター社はヘリコプター2機を提供し、この分配作業を支援します。
(※今動画は2010年のものです)
2011年3月11日に日本を襲った激しい地震を受け、フランスは日本に対する支援を強化し、大規模な技術・人道支援物資の輸送を決定しました。
- 大気モニタリング用トレーラー1台および環境放射線測定用トラック3台
- 排水ポンプ10台、可動空気圧縮機5台、自家発電機5台
- ミネラルウォーター 10万本
- 酸素マスク 100万台
- 缶詰の果物 5トン
- 乾燥スープ 5万食
- アルコール消毒液 10万ボトル
- 医薬品・医療関連品 5トン
ソ連邦時代にアントノフ設計局で開発、二機製造されたものの一機しか完成せず、現在唯一の存在である、6発の超大型輸送機「An-225ムリーヤ(ウクライナ語で希望の方の「夢」を意味する言葉)」が、フランス政府の依頼を受け、日本に向けて支援物資を運ぶとのお知らせ。到着日時はまだ未定だけど、数日中には同大使館などから公知があるはず。
An-225という、ある意味最終兵器的なものを動員して大規模な支援をフランスが行う背景には、【各国のエネルギー政策が見えてくる・世界主要国のエネルギー源をグラフ化してみる】で説明しているけど、フランスが原発中心のエネルギー政策をとっているのも一因なんだろうね。あと、搭載内容にそれ系の機材が多いのも、ノウハウに長けているというのもあるのだろうし、それらを一刻も早く送るためにAn-225を調達したのだろうな、と。
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