まず、正しい鼻のかみ方は次の4点です。
1. 片方ずつかむ。反対側の鼻を押さえてかみます。両方いっしょにかんではいけません。
2. 鼻をかむ前に口から息を吸う。鼻をしっかり押し出すために、空気を吸って準備をします。
3. ゆっくり、少しずつかむ。一度にかまない。
4. 強くかみすぎない。少しずつやさしくかんで下さい。
これに対し、正しくない鼻のかみ方は次のとおりです。
1. 両方の鼻をいっしょにかむ。
左右両方の鼻を一度にかむと細菌やウイルスが含まれている鼻汁がかえって鼻の奥のほうに追いこまれ、副鼻腔炎になることもあります。
2. 力まかせにかむ。
こうすると鼻の中が傷ついて鼻血が出たり、耳が痛くなることもあります。
3. 中途半端にかむ。
鼻汁が残るとその中で細菌やウイルスが増えてしまいます。
4. 鼻をほる。
鼻くそを無理に指やティシュペーパーでかき出すと、粘膜を傷つけて鼻血が出たり、傷から細菌が入って感染してしまうことがあります。
5. 鼻をすする。
鼻汁をすすると鼻汁(この中には細菌やウイルスがたくさんいます)が鼻の奥に入ったり、耳にまで達して中耳炎の原因になることもあります。
後ほど本家サイトで掲載する予定だけど、子供自身だけでなく、子供に教える母親も、鼻のかみ方を間違っている人が結構いるって話。読み返してみれば基本的なことばかりなんだけど、「これはしてはいけない」ということ自身を知らないと、ついついやっちゃうもんなんだよね。まぁ、鼻かみに限らず、道徳・倫理・社会習慣的なものは得てしてそんなもの。自分が知っているから相手も知っているだろうと思ったら大変なことになるよ、と。【「自分が知ってるそのことを 相手が知っているとは限らない」...ネット上の「暗黙の了解」の明文化】でも解説したけどね。
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