トリガーとなった記事は【「『想定外』言い訳に使うな」 土木など3学会、声明で苦言】。合わせて読めば分かるけど、東日本大地震(東北地方太平洋沖地震)とその後の震災で東京電力や現行政権政党が「想定外」の言を繰り返しているのに対し、苦言を呈したものとなっている。ちらほらもれでくる情報をかいまみるに、「想定外」というよりは「なめてたばい」的な感が強い雰囲気のものも多分にあるけどね。
まぁ要は保険と同じ。絶対事故や病気にならないという自信・確証があれば保険なんていらない。逆に普通の生活をしている若年層の人が、毎月30万円も保険料を支払わねばならないような保険に入るのは心配しすぎ。期待値計算の上で係数をどのように判断するかってことなんだけど、その計算の際に「どうせ自分が関与している時にはリスクは体現しないだろう」と都合のよいように考えてたら(&保険の部分を自分の快楽のために使ったら)、リスクが体現した時にどうするのよ、それも「想定外」で責任回避するつもり? という感じかしらね。
それに。「想定外」ってのは、「思慮が浅い」ってことでもあるからね。そして「想定外だから対処できなかった」というのは、何か起きた時に柔軟な対応ができるような体制を整えてこなかったという自己の怠慢を暴露する事でもある、と。全員が全員、真田さんのように「こんなこともあろうかと」という人物になる必要は無いけどさ。
...まぁ要は首相や東電がやたらと「想定外」を繰り返すものだから「そもそも天災は全部想定外だ、責任回避に使うなゴルァ」と建築・地学関係の専門家がツッコミ入れたわけだ。言い換えれば「お前らちゃんと責任取れよ」と言ってるのと同じわけね。
コメントする