東京電力の藤本孝副社長は20日、共同通信のインタビューに応じ、夏の電力供給力を最大5500万キロワット程度に引き上げることを目指す意向を表明した。企業の自家発電の余剰電力購入や揚水発電所の稼働率向上を目指し、東日本大震災で被災した福島県広野町の広野火力発電所(最大380万キロワット)の一部復旧も急ぐ。
震災や福島第1原発事故で電力供給力が落ち込んだ東電は、7~9月の供給計画を最大5200万キロワットとしている。東電は今夏の電力需要を5500万キロワットと想定しており、引き上げが実現すれば、夏の電力不足は緩和する見通し。
現時点の公式発表では【東電、今夏の電力需給予想を更新発表・ピーク時で5500万kWの需要に対し供給は5200万kW】。これにさらに300万kW上乗せということになる。【東京電力管轄内の最大電力需要の推移をグラフ化してみる(追補版)】にもあるけど、昨年の猛暑下では6000万kW近くまで最大需要が増えたけど、一昨年2009年は5500万kWなら「なんとかなる」状態。
ただ、プラス分の供給力には不確定要素が大きいってのもあるし、今後被災地の復旧に向けて電力を多く使う事になるから、あまり過度な期待は禁物。無駄遣いをしないようにって心構えは今までと変わらずってことだね。
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