「高校中退の理由、過半数は「欠席過多で進級困難」・校風や勉強、人間関係も」を読んで、メールしました。
私の友人で大阪で高校の数学教師が複数いるのですが、彼らの話では、高校授業料無料化になってから、中退が減り、クラス編成時には名簿上45人いても実際に来るのは半分という学校がけっこうあるということでした。
大学の場合は、通常の4年制学部であれば8年までしか在籍できないというルールがありますが、高校にはそれもなく、将来どうなるかわからないという話でした。
中退が良いか悪いかは別として、高校無料化でおきた現象としてはまだ報道されていないと思います。できれば、取り上げていただければ幸いです。
......ということで、先に【高校中退の理由、過半数は「欠席過多で進級困難」・校風や勉強、人間関係も】を挙げたところ、意外なところから意外な意見や意外な情報、意外なリアクションがあったりして、こちらも少々「あれ?」って状態。内閣府の調査結果だし、そんなにエアスポット的な話でもなかったと思ったのだけど。
で、上に引用したのが、その意外な情報のうちの一つ。匿名云々という記載は無かったけど、一応送ってくれた人の名前は伏せて置くということで。確かに指摘の通り、授業料が国負担になるのなら、学校側の金銭的負担にはならないし、生徒側もモラトリアム的に考えることもできる(本来大学時代にやるべきだけどね。やるとしても)。
「別にいいんじゃない?」と思う人もいるかもしれないけど、エア高校生というか非存在高校生が出てしまうってのは、やっぱり問題でしょ。本人は書類上高校生のままだから就職とかは出来ないし(と、なるとフリーター?)、学校側もこれってカラ出張と同じようなもんじゃないのかな、と。
......だから義務教育でもない高等教育まで無料化すると、必ず歪が生じるってあちこちから指摘があったのに、ええかっこしいで強行するから。「ゆとり教育」問題と同じで、下手するとこれ、後々まで尾を引くぞ。まぁ、「あの方々」の罪悪にまた一つ加わったということですな。
「本当だとすれば」だけど。
実際どうなんだろう? 高校生自身、あるいは高校教師の読者がいたら、教えてほしいな。
コメントする