【東北地方太平洋沖地震、震源域南限の地下構造(海洋研究開発機構)】
[地殻の破壊、茨城県沖で止まった...その理由は?]
東日本巨大地震を引き起こした地殻の破壊が茨城県沖で止まったのは、フィリピン海プレート(岩板)によるものであることが、海洋研究開発機構の調査でわかった。
地殻の破壊は、宮城県沖から北と南へそれぞれ進んでいったが、南下していった破壊は、茨城県沖と房総沖の境にある同プレートの北東端でちょうど止まったとしている。
一般に、余震の発生領域は、地震を引き起こした地殻の破壊が起きた領域とほぼ同じであると考えられている。同機構がこれまでの探査で分かっていた茨城県沖の地下構造と、余震の発生領域を比較した結果、余震の発生領域の南限がフィリピン海プレートの北東端に一致していることが判明。同プレートの北東端が、地殻破壊の房総半島沖への南下を食い止めたとみている。
未だに続いている東日本大地震の余震(群発地震)の震源地を見ると、その多くが茨城県沿岸より北にあるのが分かる。これについて解説した、研究者たちの分析。確かに納得のできるものであることと、実態がそれを裏付けていること(まあ順番が逆なんだけど)からも、検証の価値はある、と。当方も専門家じゃないけど(中学・高校で部活動経由でかじったくらいだし)、覚書ってことで。
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