ペットと原発事故の汚染について専門家が対応法などを解説

| コメント(0)


国内で未曽有の原子力災害が東北・関東大震災後にもたらされた。獣医師がこれによる風評被害の進行防止と,放射性物質による汚染や放射線に対する考え方,および汚染した動物に対する具体的な手順を実行することで公衆の安全と適切な飼育動物への対応を通じて公共の福祉を実践するための緊急的暫定措置として下記案を提案する。

私たちは生まれる前から、地球上または宇宙からほぼ一定量の放射線にさらされ続けている。放射線を浴びることを「被ばく」とするなら、私たちは太古の昔から日々、常に被ばくし続けている(年平均で約4mSv 程度。X 線検査等の医療行為も含む。)と言える。

また,私たちの体は人間の寿命をはるかに超え、死後も消えることのない半減期13 億年という放射性物質(K-40)が体重60kg あたりおよそ4,000Bq(毎秒4,000 回の原子壊変で放射線を放出)も含んでいるという事実も予め承知しておきたい。一方で,このところ盛んに報道される「被ばく」の多くは、直接生命に関わることのない被ばくである。したがって、まずは以下の内容を確認したい。

イヌとネコの放射線影響は,人と大きな違いはありません

福島第一原子力発電所の事故に伴う環境中放射性物質の被ばくによる短期的影響は現時点では無いと考えられます。※大気中の空間線量率(一時間当たりの線量)は、爆発など原子炉から大量に放出される場合にのみ一時的に上昇しますが、急速に減少します。また、原子炉から遠く離れた避難域外ではこれによる生体への影響は無視できる範囲です。したがって、専門機関の発表以外のマスコミ報道や噂などに一喜一憂しないようにすることが大切です。


ということで、原発の非難地域等におけるペット絡みの話で問題視されそうな、被災に関する専門的な話や、具体的な対処法をていねいに解説している。記録のフォーマットとなるシートも用意してあるので、そのまま使えるはず。今のところこの方面で官公庁はあまり動いていない感があるので、このガイドラインを参照するのが一番なんだろうね。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2011年4月 5日 08:07に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「三菱ガス化学が過酸化水素を緊急輸入へ」です。

次の記事は「あの時、どんなつぶやきを...東日本大地震前後ツイート」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30